皮膚病理 Dermatopathology
皮膚病における皮膚病理検査には、専用の皮膚病理検査依頼書をご利用ください。
皮膚病理検査を最大限に利用するためのヒント
- なるべく病状の初期に採取する
- あれば1次病変(斑、丘疹、膿疱、水疱、膨疹、結節、腫瘍など)を採取する
- パンチ生検は6㎜、複数の異なる病変(3-5カ所ほど)から採取する
- トレパンは8㎜でも可。鼻鏡や肉球など、部位によっては4㎜にする
- パンチ生検を正常との境界部からとる場合は、病変部分をなるべく多く含めるようにする
- ステロイドを使用した場合は休薬する
- 生検材料は、余分な血液をふきとり、木製の舌圧子や厚紙に30秒ほど置いて貼り付けた後、固定する(皮膚組織の収縮を防ぎます)。舌圧子や厚紙の余った部分に毛の方向を矢印で記入する(毛に沿った組織切片を作るためです。特に脱毛の場合に役立ちます)